前評判からあまり良くはなかった「相続土地国庫帰属法」がいよいよ施行されました。

「相続」「遺贈」で「土地」を取得した人が、

「そんな土地いらないよ～、、、」

という場合、一定の条件をクリアすれば国が引き取ってあげますよ♪といった制度です。

一見、とてもありがたい制度に思えますが、実はそうでもありません。。。

その「条件」を以下に列挙します。

１　建物が無い事。

２　抵当権等の担保権が付着していない事。

３　共有の場合は共有者全員での申請（反対者が居るとNG）。

４　確定測量が未了である土地（確定測量、地積更正登記が必須）。

５　10年分の管理費用納付（目安：市街化の土地200㎡で約80万円、原野等約20万円）

６　その他、法務大臣が管理にふさわしい（要は良い土地であれば）と審査で承認される事。

等々・・・

国は、以上のような良い条件（＝売りやすい土地・利用しやすい土地）なら「管理費用」も払ってくれるなら引き取りますが、それ以外は引き取りません！

といった制度です（悲）。

これでは、制度の名称が絵に描いた餅で、困った私たち国民にとってはなかなか助けにはならないですね。。。

残念！

まあ、不動産物納制度の生前整備と同じ要領ですね。。。

お客様の笑顔のために頑張ります！

 

以上、FFP不動産コンサルティング㈱　藤本でした(^^)/

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